短編小説
03/21『バース・グラッド』『不可読の病』公開しました
バース・グラッド
ファンタジー:2013/10:約7500字
あらすじ
青い水面に伸びる白い一本道を、子どもは歩き始める。
まだ誰も通ったことのない道を呼ばれないままに歩く「子ども」は、
同じ道の途中で呼ばれて歩くもうひとりの子ども「雫」と出会い、共に歩き出す。
生まれる前の道を辿るファンタジー。
不可読の病
現代ファンタジー:2016/06:約7000字
あらすじ
毎日決まった時間に出される「食事」をうまく食べることができない「私」。
食事は物語であり、うまく呑み込めなければ喉に引っ掛かってしまう。
「私」を見ているのは灰色のワンピースを着た「私」。
食事をうまく摂ることのできない「私」やその友人を見ている。
理解しようとしないままに。
日々という物語を咀嚼しきれない私たちのファンタジー。